WA1911・INFINITYシリーズ

ウエスタンアームズのガスガンの特徴とは?20挺購入したのでメリットとデメリットを解説!【WA1911】

x 誘導バナー
ウエスタンアームズ 特徴 

こんな方に向けて書いています

  • WA1911の購入を検討している方
  • WA1911の特徴を知りたい方
  • WA1911のメリットとデメリットを知りたい方

M1911シリーズが好きなガスガンユーザーなら高価なウエスタンアームズのM1911シリーズは憧れるものです。

しかし、高価であるがゆえになかなか手を出しずらく、中には「壊れやすそう」とか「ホップがヤバい」などの印象を持っている方も一定数いらっしゃると思います。

確かに過去にはそのような時代もありましたが、現在はSCW3(シブヤ・カスタムワークス3)として熟成され、ほとんど完成の域に到達しています。

じんじろ
普通にサバゲでも使えます

そして、ウエスタンアームズのM1911シリーズには他のメーカーには無い強力な魅力も存在し、それによって同じM1911シリーズでも何挺も購入したくなるのです。

タイトルにある通り、僕はこれまでにWAのM1911シリーズを20挺以上購入しています。

じんじろ
合計50万円は超えています

ということで、今回はウエスタンアームズが発売しているM1911シリーズのメリットとデメリットを紹介します。

▼関連記事▼

WA1911 INFINITY カスタム方法 サムネサイズ
ウエスタンアームズの1911・INFINITYのカスタム方法10選!内部から外部まで詳しく解説!【WAガバメント】

ウエスタンアームズの1911(ガバメント)・INFINITYシリーズは高い質感や強烈なリコイルと言ったロマンと悪くない性能と言った実用面のバランスが魅力です。 しかし、比較的マイナー故にカスタムパーツ ...

Gunsmith_Authenの運営者

Gunsmith_Authenは私がサイト運営・カスタムを一人で行なっています。

>>>Gunsmith_Authenについて詳しく知る

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

ウエスタンアームズのメリットとは?

ウエスタンアームズ 6挺 円に並べた

早速ですが、WA1911シリーズのメリットは主に以下の9つです。

  • 強力なリコイル
  • 美しい表面処理
  • 機械加工によるエッジのたった造形
  • 金属パーツてんこ盛り
  • マニアックなラインナップ
  • 気持ち良いトリガーフィーリング
  • 初速、命中精度は悪くない
  • 冬でも”比較的”動く
  • 意外と耐久性が高い

強力なリコイル

最も魅力的な部分は、マグナブローバックによるガツンと強いリコイルを楽しめることです。

WA MkⅣ シリーズ70 アルティメットコレクション リコイルイメージ画像
じんじろ
これは有名ですよね

この強いリコイルはWA独自のマグナブローバックももちろんですが、HW樹脂と金属パーツの組み合わせでスライド部分が重いことも理由の一つです。ブローバックスピード自体は速くありませんが、スライドの重量によって「ドゴッ」という衝撃が手首にきます。

じんじろ
トラックのブレーキングみたいなイメージ

私もこのリコイルの強さに魅了されて、WAの製品を何度も購入しています。この後もWA1911シリーズの魅力をたくさん紹介していきますが「リコイルが強い」という魅力が無ければ、沼にはハマっていなかったでしょう。

マグナブローバックの重いリコイルを楽しめる!!

▼リコイルについて詳しく見る▼

ウエスタンアームズ リコイルショック サムネ
ウエスタンアームズのリコイルショックってどうなの?WAの1911を20挺以上買った俺が解説!

皆さんはウエスタンアームズの1911と言えば、何を思い浮かべますか? そう、強力なリコイルショックですよね! 今回はウエスタンアームズのリコイルショックについて紹介します! ウエスタンアームズのリコイ ...

美しい表面処理

基本的にトイガンの表面は塗装されていることが多いですが、ウエスタンアームズはホンモノの金属のような質感を楽しめます。

じんじろ
原理的には金属そのものです

そして、そんなHW樹脂の表面を複数の工程で丁寧に処理して私たちに届くので、非常に満足度の高い仕上げを実現しています。

ウエスタンアームズ コルトガバメント スネークマッチ デルタver. 左側 刻印

HW樹脂はプラスチックに金属粒子を混ぜて成型しています。そのため、表面を磨くと金属粒子が露出して、まるで金属と同じような質感と性質を実現できます。

これによって実銃と同じ表面処理方法を採用できるので、WA1911の表面処理は非常に美しいのです。

金属のような指の熱を奪われるような"ひんやり感"もHW樹脂ならではの特徴ですね。

私が所持しているウエスタンアームズ製品で最も仕上げが美しいのが、コルトガバメント マークⅣ シリーズ70のブルースチールカスタムです。

ウエスタンアームズ MkⅣ シリーズ70 ブルースチールカスタム スライドストップ

ぱっと見の状態で、この表面処理を見て「プラスチックでできているな」と思う人はいないでしょう。

金属のような青みがかった深い輝きを放っています。写真越しでも美しいですが、肉眼で見るともっと鮮明で美しいです。

コルトガバメント MkⅣ シリーズ70のアルティメットコレクションというモデルでは、HW樹脂の表面を丹念に処理した後で黒染めされています。

WA MkⅣ シリーズ70 アルティメットコレクション スライドストップ

保護のために表面をオイル漬けにしているので揺らいでいるように見えますが、HWスライドが磨きこまれた後に黒染めを行っているので、黒色ながらも指が反射しています。加えて、薄っすらと金属組織のような複雑で繊細な模様を観察できます。

じんじろ
同じ黒でも塗装とは別格の美しさです

他にもビンテージverなどの、使い込んだ後のような表現もあります。

ウエスタンアームズ m1911 ゲッタウェイ ビンテージ
じんじろ
これ、新品です

新品の状態から銃を使い込んでいく段階で擦れていくであろう部分の角が少し削られており、あたかも本当の金属かのような質感を表現しています。これらの他にも擦れ部分の度合いによってリアルスチールver、バトルダメージverなどもあります。

ここまで手を込んでHW樹脂の美しさを引き出している表面処理は、トイガンの中では最高レベルと言っても過言では無いと考えています。

トイガン業界の中では最強の金属表現

▼関連記事▼

WA L.A.ヴィッカーズカスタム サムネ
ウエスタンアームズのLAヴィッカーズをレビュー!PBシステムでさらにリアル!【WA】

ウエスタンアームズは基本的に限定発売ですが、人気のあるものは再販されます。 その中でも、定期的に使用を変えて再販されるものがL.A.ヴィッカーズカスタムです。この先も再販される可能性は非常に高いです。 ...

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

金属パーツてんこ盛り

スライドに組み込まれるパーツは基本的に金属で作られています。他のメーカーではプラスチックにメッキ加工されているだけの部分も、妥協せずにメタルが使われています。

特にWAのアウターチャンバー部分は基本的にメタル製です。鈍く光り輝く重厚感はスライドの丁寧な仕上げと相まって、よりホンモノっぽさを引き出しています。

WA ウォーリアーカスタム ジョンウィック チャンバー

アウターバレルももちろん金属製です。

ウエスタンアームズ コルトガバメント MKⅣシリーズ70 アルティメットコレクション アウターバレル

写真は金属アウターバレルの上からクロームメッキ加工がされており、色のトーンを抑えながらも金属の重厚感が伝わってきます。

じんじろ
この色味、最高

他にもバレルブッシングやリコイルプラグも金属製でできています。

WA ジョンウィック マズル

特にリコイルプラグはずっしりとした思い素材が採用されています。ブローバック時にスライドと一緒に動く部分なので、強力なリコイルを実現している一因でもあります。

様々な部分に金属パーツが使用されており、質感が上質

切削加工によるシャープな造形

切削加工というのは、フライス盤や旋盤で削ることで目的の形状を得る加工方法です。

基本的に他のメーカーのトイガンは、プラスチック部品や亜鉛合金部品では型に溶けた樹脂や金属を流し込んで形状を作っています。

WAでもある程度の形状までは型で造形されていますが、そこから細かく形状を作り出す際にはさらに切削加工されています。切削加工は型で直接造形する方法と比較して、角部分をシャープに仕上げたり、細かい造形を作り出したりすることが得意です。

具体的にはコッキングセレーション部分を後から切削することで、エッジ部分のシャープさが表現されています。

STI HOST SS4.0 セレーション

他にもサイレンサーを取り付けるネジ部を保護するためのマズルプロテクターはダイヤモンドカットのように模様が入れられています。

STI HOST SS4.0 フロントサイト

外見でもエッジが立っているのは分かりますが、軽くつまむだけで指の皮膚に食いついてくる感覚もあります。

じんじろ
くっつき虫のような肌触りです

SAI1911 5.0というモデルはスライド部分の形状が複雑です。

WA SAI1911 5.0 左側

このスライドを製作するにあたって、のっぺらぼうのスライドから削り出して形状を再現されています。

じんじろ
手間暇かかっています

上位モデルだと、グリップスクリューも削り出しで作られます。

MKⅣシリーズ70 アルティメットコレクション グリップスクリュー
じんじろ
切削による線が薄っすら観察できます

他にもスネークマッチ デルタverではウロコのような複雑な造形も切削加工されています。

ウエスタンアームズ コルトガバメント スネークマッチ デルタver. グリップ後部

切削加工は量産の面では手間とコストがかかりますが、初期投資が必要な型が必要無いので少量生産のWAとは相性は良く、ディティールの向上にも寄与しています。

切削加工でシャープな造形を実現している

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

マニアックなラインナップ

m1911は特許が切れているのでいろいろなメーカーから特色がある1911シリーズが発売されています。

そんな色々な1911シリーズがラインナップされています。KimberやNightHawk、SpringField Armory、Wilson Combatなどの有名1911メーカーはもちろんですが、前項で紹介したSAI1911 5.0などの日本では知られていないけど、凄くカッコイイモデルも発売されています。

WA SAI1911 5.0
じんじろ
1911カスタムを知る機会にもなります

他にも映画やアニメ、ゲームに登場した1911シリーズがモデルアップされるケースもあります。

特に有名なのがMGS3でスネークが使用した1911を再現した"スネークマッチ"です。

ウエスタンアームズ コルトガバメント スネークマッチ デルタver.

また、ここまでガバメントシリーズばかりを解説してきましたが、1911シリーズから派生したINFINITYモデルも発売されています。

WA SV INFINITY 6.0
じんじろ
ハイキャパのモデルになった銃です

これらの個性多様モデルたちを他社製のガバメントからこの造形を再現しようとすると、4万~5万円ではききません。

自分が欲しいモデルをワンオフで作るよりもお手頃で手に入れられるので、ある意味お得?とも言えるでしょう。

様々な1911クローンがラインナップされている

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

トリガーフィーリングが気持ち良い

他のメーカーの1911シリーズと比較してトリガーフィーリングが良いというのもWA1911シリーズの良い所です。

ガスハンドガンを撃ったことがある人は体験したことがあるかも知れませんが、ハンマーが落ちる前ってトリガーが重くなりますよね。その「重く感じるのが少し続いてから完全に撃てる」という物が多いですが、WA1911は「重く感じる状態が短い」のです。

一言で表すと、WA1911のハンマーが「スパッ」と切れます。

じんじろ
他社の物は「ねばぁ~」としています

それに加えて、タクティカルモデルのトリガーにはトリガートラベルを調整できるスクリュー(イモネジ)が装備されています。

STI HOST SS4.0 アジャスタブルトリガー 調整

六角レンチさえあれば純正状態では3.0mm程のトリガートラベルを2.0mm程に削減できます。

WA LBオペレーター トリガートラベル調整済

ハンマーが落ちた後の無駄な引きしろをカットできるので、"キレ"のあるトリガーを体験できます。

このように、トリガーフィーリングはスペックでは現れない部分ですが、ガスガンはフィーリングを楽しむものなので確実に満足感が向上します。

トリガーフィーリングが気持ち良い

▼関連記事▼

WA ハンマーカスタム サムネ
ウエスタンアームズはハンマーでトリガーのキレが変わる?ハンマーの選び方と加工の方法を紹介します!

※ハンマーの加工は失敗すると、フルオートになったり、ハーフコックになったり、撃てなくなる場合があります。必ず安全を確保して動作確認を行ってください。 皆さんはウエスタンアームズのハンマーってどれも同じ ...

初速、命中精度は悪くない

東京マルイ意外のメーカーってあまり性能を売りにしていないので、「性能はあまり良くない」と思われがちです。

中にはその通りの物もあるかも知れませんが、WA1911シリーズに至っては全くそんなことはありません。

じんじろ
普通に性能良いです

初速に関しては普通に良いの範囲ではなく、他社の物と比較しても割と高い初速だと思います。

下の写真は室温24℃で測定した初速であり、70m/sを超えています。

WA MkⅣ シリーズ70 アルティメットコレクション ガバメント 初速ks

夏だと0.25g弾を使用して初速が75m/s超えるので、ガスハンドガンとしては高い初速が確保されています。

命中精度(集弾性)に関しても結構良いです。

SCW3では固定ホップで割り切られているので、ガスハンドガンにしては集弾性は結構高いです。

2025年現在で新品購入した個体は0.25gを30mぐらいの距離だと普通に当たります。

じんじろ
さすがにマルイには負けますが、、、

ただし、、、固定ホップで30mに合っているので、近距離だとホップが強くて当たらない、、、というデメリットも存在します。

じんじろ
これはデメリットで詳しく解説します

命中精度(集弾性能)と初速は普通に良い

WA1911シリーズは一部の特殊モデル以外内部構造が同じなので、性能はこちらの記事が参考になります。

▼WA1911シリーズの性能を詳しく知る▼

WA MkⅣ シリーズ70 アルティメットコレクション スクエア
ガバメントのガスガンと言えばウエスタンアームズ!コルトガバメント MKⅣシリーズ70をレビュー【WA】

ガバメントは非常に有名なモデルなので各社からガスブローバックガンが出されています。 各社良い点があるのはもちろんですが、その中でもコダワリを持って作りこまれた外観とマグナブローバックによるガツンと来る ...

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

耐久性がある

6つ目は耐久性です。

新しいガスガンを購入する際に気になるのが壊れやすさや、構造的に弱い"持病"と呼ばれる部分の存在です。

WA1911シリーズにおいては熟成に熟成が重ねられており、現行のSCW3という内部メカだと故障はほとんど発生しません。実際、私は今のところ内部メカが原因で壊れたことはまだありません。

もちろん個体差はあるとは思いますが、私が愛用していたGSRでは余裕で2万5000発は撃てています。

じんじろ
さすがに消耗はありますけどね

マガジンのガス漏れも特別発生しやすいわけでは無く、新品で購入すれば10年くらいは持ちます。

じんじろ
少なくとも不安に感じる程では無いです

機構が熟成されており、普通に耐久性がある

冬でも"比較的"動く

5つ目は冬でも"比較的"動くことです。

1911系のガスガンはマガジンが薄く、冬に弱いことが弱点です。"比較的"という部分で察した方もいるかもしれませんが、WAのガバメントも冬は弱いのは変わりません。

他社の熟成されていない1911シリーズと比較すると、まともに撃てるので比較的動く部類ではあります。

リアルカウントでM1911なら7発、カスタム1911なら8発ぐらいであれば、冬でも余裕で打ち切れます。

じんじろ
あなたもリアカンしよう^^

動作は普通に安定している

▼関連記事▼

ウエスタンアームズ ガバメント ガス漏れ サムネ
ウエスタンアームズのガバメントがガス漏れした?マガジンのガス漏れを修理をする方法を紹介します!【WA1911】

ガスガンを使用するうえで切っても切れないトラブルと言えば”ガス漏れ”です。 もちろん、ウエスタンアームズのガバメントシリーズのマガジンは旧式と比較すると改善されていますが、古くなるほどにガス漏れする可 ...

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

ウエスタンアームズのデメリットとは?

メリットがあればデメリットも存在します。

じんじろ
人の性格と同じです

ざっとデメリットを上げると以下の7つあります。個人的に影響度が高いと考えた順番に紹介していきます。

  • 他のガスガンと比べて高額
  • 少量限定生産
  • 取り扱いがデリケート
  • ホップアップが固定式
  • スライドストップ解除が完全再現されてない(一部例外あり)
  • 外観は完全再現ではない
  • カスタムパーツは少ない
じんじろ
最初の物ほど影響度が大きいです

他のガスガンと比べて高額

デメリットの最初はなんといっても高いことです。

2025年現在では1挺あたり4万円程であり、実物グリップなどが装備されていると5万円を超える物もあります。

じんじろ
ハンドガンに5万はシンプル高い

とはいえ、ここまでみて下さった方であればこの価格になるのは納得できるのではないかなと考えています。

もし、「マグナブローバックを体験してみたい!」と言うだけであれば、SCW3で割と安価に流通しているGSRシリーズなどを選んでみても良いと思います。

WA SIG GSR Revolution シルバーモデル ガンスタンド鑑賞

中古で2万円程でそれなりの状態の物を購入できるので、ウエスタンアームズの最初の一丁に結構おすすめです。

じんじろ
実は僕はGSRの中古で沼にハマりました

また、「欲しいモデルがあるんだ!」という方は中古品を狙う方法もあります。

観賞用途で購入して購入後に動作確認だけして仕舞い込む方も割といますので、ほぼ新品に近いコンディションの物を1~2割引くらいで手に入れられます。

とはいえ、限定生産なので人気商品は逆に中古品価格がプレミア化することもあるので、確実に欲しい方は新品で予約購入することをおすすめします。

4~5万の価格帯で手が出しにくい

▼関連記事▼

ウエスタンアームズ 高い サムネ
ウエスタンアームズが高い?高額になる理由をWAを10挺以上買ったので解説

※今回の内容はあくまで僕も考えですし、ウエスタンアームズに喧嘩を売っているわけではありません。 正直言ってウエスタンアームズって高いですよね。 しかし、高額になるのはそれだけの理由が存在するのです。 ...

少量限定生産

先ほども少し触れましたが、数量限定生産であることです。

人気商品であれば1年~2年スパンで再生産されることもありますが、中には1回だけ発売されて以降販売されていない物もあります。

じんじろ
一回逃すと二度と新品で買えないかも、、、

まあ、だからこそ買ってしまうんですが、過去に販売されていたモデルが欲しい場合は少し悔やまれることもあります。

じんじろ
欲しい時が買い時です

また、限定生産品であり補修部品が手に入らないことは覚悟しておきましょう。

内部部品は共通なので動作不良の場合は修理可能ですが、外観パーツが破損した場合はダメ元でWAに聞いてみて、無ければ諦めましょう。

WA 使用上の注意

ガシガシ使っていきたい方は複数挺ストックしておくことをオススメします。

良くも悪くも限定生産品であり、外観パーツの供給は望めない

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

取り扱いがデリケート

メリットで「美しい表面処理」を挙げましたが、この表面処理を維持するためには知識が必要です。

じんじろ
デメリットというか注意点です

これまでの写真の中でもよく見るとビニール手袋を付けている写真があります。

WA MkⅣ シリーズ70 アルティメットコレクション トリガープル
ビニール手袋を付けて扱っています

塗装モデルは神経質になる必要が無いですが、まるで金属の表面のようになっているモデルは変色リスクが非常に高いですね。

ウエスタンアームズ コルトガバメント スネークマッチ デルタver. 左側 刻印
こんな表面は変色しやすい

この表面は素手で触らないのが理想ですが、触った場合は仕舞う前にシリコンオイルで塗膜を作っておくことをオススメします。

じんじろ
人気のスネークマッチも要注意です

この他にも黒染めの金属パーツも酸化する可能性が高いです。

サムセーフティーやグリップセーフティー、ハウジングなどは金属パーツに黒染めされている物も多く、使った後に放置しているとこちらも酸化していきます。

私は同じモデルを2つ所持していたのですが、左側はストック品で右側は使い込んでいた個体です。

ウエスタンアームズ 金属パーツ 変色
じんじろ
かなり変色していますね

ご覧の通りストック品は綺麗な黒染めで深みのある黒色が表現されていますが、使い込んだ方は表面が酸化されていて色がくすんでいます。

数回程度素手で扱ったぐらいではここまでは行きませんが、それでもシリコンオイルで拭き取ったり、そもそも素手で触らなかったりなどの対策は必要です。

じんじろ
観賞用の個体はビニール手袋を付けて扱ってます

美しい仕上げを保つためにはメンテナンスが必要

▼酸化とメンテナンスについて詳しく見る▼

ウエスタンアームズ カーボンブラック 変色 サムネ
ウエスタンアームズのカーボンブラックヘビーウエイト樹脂は変色する?手入れ方法を解説!【WA】

ウエスタンアームズが現行で販売しているガスガンにはカーボンブラック・ヘビーウエイト樹脂(CBHW)が使用されています。 これは樹脂に金属粒子を混ぜることにより、ずっしりかつひんやりした質感と金属のよう ...

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

ホップアップが固定式

イマドキのエアガンは大体可変ホップ機能が搭載されています。しかし、ウエスタンアームズでは現行の1911に固定ホップアップが採用されています。

実は昔のSCW2以前は可変ホップ仕様でしたが弾道が良くなく、SCW3では割り切って固定ホップ仕様に進化?しました。

昔はSCW3でも昔の物は"鬼ホップ"と呼ばれるほどにホップアップが強かった個体もあったので、中古品で購入した個体のホップはなかなかに強烈な可能性があります。

メリットの部分で「命中精度(集団性能)は良い」と紹介しましたが、ホップによって全く生かせない物もあります(笑)

じんじろ
中古はホップアップガチャです^^

2025年に新品で購入する場合はホップアップも良くなり、0.25g弾を使用したら30mの位置に着弾します。

個体差によるホップガチャはほぼ無くなってきましたが、近距離を狙う際にはホップが強く下を狙う必要があるので、結局不便ではありますね。

ホップアップが固定式で調節できない

なお、ホップアップの強さを調整する方法は無くはないです。Gunsmith_Authenが提供しているWA1911カスタムでもホップの調整は行っていますが結構地道です。

▼SCW3のホップアップを調整する方法▼

ウエスタンアームズ ホップアップ調整 サムネ
ウエスタンアームズは鬼ホップ?!CSW3のホップアップ調整をする方法を解説します!

※ホップアップ調節はかなりシビアで、分解と組み立て&試射を繰り返す必要があります。そのため、この方法を行って失敗しても当サイトは責任をおいません。自己責任で取り組んでください。 ウエスタンアームズの現 ...

スライドストップの解除が再現されていないモデルが多い

急に見出しが長くなりましたが、スライドを引くことでスライドストップを解除されないモデルが多いことです。

ガスハンドガンを触ったことがある方は分るでしょうが、ホールドオープン状態からスライドを引くとホールドオープンが解除されます。

しかし、ウエスタンアームズ製品のほとんどはこれができません。

一部の仕上げが良いグレードは「PBシステム(プルバックシステム)」というホールドオープンからスライドを引いて解除できる物もありますが、モデルが限定されます。

ウエスタンアームズ ヴィッカーズ PBシステム 仕組み

現在はこれが搭載されているモデルはメリットで紹介したL.A.ヴィッカーズカスタム、アルティメットモデルなどの一部のハイグレードモデルのみです。

スライドストップノッチにダメージを与えずに解除する場合は、ホールドオープン状態からスライドを引きながらスライドストップを指で下げる必要があります。

じんじろ
ひと手間必要です

ホールドオープンの解除が再現されていない物も多い

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

カスタムパーツが少ない

5つ目はカスタムパーツがほぼ無いことです。

ウエスタンアームズは過去のゴタゴタでカスタムパーツが壊滅状態です。特に内部の性能向上パーツは皆無で、初速向上などは行いにくいです。

外観カスタムも同じですが、ゼロではありません。

バックアップトレーディングが不定期で外装カスタム部品の再販を行っています。下の画像は過去に販売されていたのアルミ製の削り出しトリガーです。

Back-Up Trading Kimberタイプトリガー

アルミにヘアライン仕上げがされているカスタムパーツは非常に美しく、見ているだけで満足できます。

とはいえ、、、この再販されるのは1年か2年に1回ぐらいであり、その時に欲しいアイテムとは別のアイテムが再販されるかもしれませんし、そもそもされない可能性だってあります。

じんじろ
正直、こちらも期待薄です、、、

現実的な所は、他のWA1911シリーズに付いていたパーツは互換性があるので、部品だけヤフオクで買ってカスタムするに留まると思います。

総じて、カスタムについては性能面、外装面と共になかなか渋いと言わざるを得ませんね。

カスタムパーツはほとんどない

▼関連記事▼

WA1911 INFINITY カスタム方法 サムネサイズ
ウエスタンアームズの1911・INFINITYのカスタム方法10選!内部から外部まで詳しく解説!【WAガバメント】

ウエスタンアームズの1911(ガバメント)・INFINITYシリーズは高い質感や強烈なリコイルと言ったロマンと悪くない性能と言った実用面のバランスが魅力です。 しかし、比較的マイナー故にカスタムパーツ ...

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

ウエスタンアームズが向いている方

ここまでの内容を踏まえて、ウエスタンアームズが向いている方の特徴を解説していきます。

WAで幸せになる方

  • 鑑賞用途が主の方
  • 強いリコイルを楽しみたい方
  • 質が良い1911が欲しい方

この3つのどれかに当てはまっている場合はWA1911シリーズを購入することで満足できると思います。

ネックになっているのが価格だけであれば、変に妥協しても後で欲しくなるものなので最初から欲しいものを買っておくと後悔せずに済みます。

じんじろ
最悪、フリマでそれなりの値段で売れます

   

WA1911・INFINITY バナー

Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています

家で楽しむなら最強!あとは価格

MkⅣ シリーズ70 ブルースチールカスタム

今回はウエスタンアームズの特徴をメリットとデメリットに分けて解説してきました。

マグナブローバックと金属表現による"ホンモノ表現"の2つで1911シリーズのガスブロで肩を並べるメーカーはありません。「家で1911を鑑賞したい」という方は間違いなく満足できると思います。

高い価格には高いなりの理由があります、そしてそれに価値を見出しているのであれば後悔はしないと思います。

最後になりますが、1万文字の超長いこの記事をご覧いただき感謝します。私としても、この記事をきっかけにWA1911を手に取って頂ければ私としても凄く嬉しく思います。

じんじろ
WAの沼で待っています^^

▼WA1911の基本的な性能について▼

WA MkⅣ シリーズ70 アルティメットコレクション スクエア
ガバメントのガスガンと言えばウエスタンアームズ!コルトガバメント MKⅣシリーズ70をレビュー【WA】

ガバメントは非常に有名なモデルなので各社からガスブローバックガンが出されています。 各社良い点があるのはもちろんですが、その中でもコダワリを持って作りこまれた外観とマグナブローバックによるガツンと来る ...

ウエスタンアームズ リコイルショック サムネ
ウエスタンアームズのリコイルショックってどうなの?WAの1911を20挺以上買った俺が解説!

皆さんはウエスタンアームズの1911と言えば、何を思い浮かべますか? そう、強力なリコイルショックですよね! 今回はウエスタンアームズのリコイルショックについて紹介します! ウエスタンアームズのリコイ ...

あなたのWA1911を最高の相棒に仕上げます!

WA1911・INFINITY バナー

当サイトではWA1911・INFINITYシリーズのフルカスタムを行っています。

ガスガンスミスがあなたのお気に入りのWA1911・INFINITYシリーズを一挺一挺丁寧にフルカスタムすることで、ウエスタンアームズの魅力であるリコイルがさらに強く感じるようになり、トリガー軽量化や命中精度向上の効果があります。

3人に1人リピートして頂けており、さらに3回以上リピートして頂いたお客様もいらっしゃいますので、効果を実感してただけている方も多いです。

純正のままでも魅力的ではありますが、ガスガンスミスが手を入れることによって、さらに魅力を引き出せます。

さらなる満足感を追求したフルカスタムが気になる方は是非とも下のボタンから詳細をご覧ください!

-WA1911・INFINITYシリーズ