
この記事はSCW3(現行モデル)のレビューをしています
ウエスタンアームズのラインナップの中にはSV(ストレイヤーヴォイト)インフィニティと言われるハイキャパモデルがあります。
実銃はレースガンとして開発されており、1911シリーズの基本的な仕組みや操作方法を踏襲しつつ、複列弾倉にすることでネックであった装弾数の少なさを改善したモデルです。
外観は他の軍用ピストルには見られにくいようなデカくて角ばったデザインによって独特のフォルムを持っているのが特徴です。
個人的な話をすると、SF2というFPSでINFINITYが登場し、その見た目に触れて好きになったという経緯があります。

ということで、今回はウエスタンアームズのSV インフィニティ6.0をレビューしていきます。
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WA SV INFINITY (インフィニティ)をレビュー
それでは、外観をレビューしていきます。

今回の物はガンブラックバージョンで、スライドや金属フレームが黒染めされており、深みのある黒色を楽しめるのが特徴です。


シミのように見えるのはオイルです
やはり、最初に目につくのはやはりスライドの長さでは無いでしょうか?
スライドの長さは6インチなので、通常の1911シリーズより1インチ長いです。
ちなみに1インチは2.54cmであり、隣に5.0インチのフルサイズ1911を置くとサイズ感の違いが分かりやすいと思います。

2.5 cmも長いと全体的な印象もゴツくなりますし、初めて見た方は完全に別の銃に思えると思います。

スライドには両側に「INFINITY」の刻印が入っています。


また、スライド後部には"SV"という刻印が彫られています。

ホールドオープン状態です。ホールドオープン状態だと特にフルレングスダストカバーが目立ちますね!

実際にブローバックさせた際には6インチの巨大なスライドが前後するので撃っていても非常に楽しいです。
本体自体も1 kgを超える重量があるのでずっしりしていますし、手に取って遊んでみることでさらに感動できます。

アンダーレール
SCW3のインフィニティ6.0のスライド下部にはアンダーレールが付いています。
本体が黒色でフルレングスダストカバーなのであまり目立ちませんが、20mmレイルとして使えるように溝が彫られています。

そのため、ウエポンライトを装着することが可能です。

本体が長いので、ライトを装着してもそれ以上にスライドが長いのが新鮮です。
そして、なんと言ってもライトを装着するとすごく重くなります。ただでさえ重いのに、さらにフロントヘビーになって重くなります。

チャンバー
チャンバーカバーは金属製で"INFINITY 45 ACP"と印字がされています。

全体的に本体は黒色ですが、メタル独特の鈍く光るシルバーがワンポイントのアクセントになっています。
サイト
実銃がレースガン用なだけあって、リアサイトはBO-MARサイト(ボーマーサイト)が採用されています。

ボーマーサイトはサイトを上下左右に調節できるのが特徴です。
もちろん、WAのインフィニティでも再現されているので、マイナスドライバーがあれば簡単にゼロインできます。
対して、フロントサイトは非常にシンプルです。

とはいえ、リアサイトとフロントサイトを重ねてみても非常に見やすいです。

ピンボケしていますが、実際にはレースガンに求められる高い視認性はガスガンになっても健在です。
ハンマー
ハンマーはSVタイプが採用されており、直線部分が多く角ばった印象があるのが特徴です。

ハンマーに関連する操作が行いやすくて良いです。

トリガー
レースガンとして作られた特徴はトリガーにも表れています。
実はインフィニティのトリガーシュー(指が触れる部分)は交換可能なんです!

もちろん交換するためのトリガーも付属しています。

トリガーシューはトリガーに付いているイモネジを締めて、トリガーシューを取り出すことで簡単に交換可能です。

ちなみに交換用トリガーは金属製なので、交換用トリガー同士が触れ合った際に金属音がします。

また、トリガーのイモネジはトリガーの引きしろを調整する機能も兼ねています。

このように、トリガーシューの交換と引きしろ調整機能はレースガンであることの特徴が色濃く出ている部分だと言えるでしょう。
トリガーの引きしろは純正状態で2.5mm、トリガー重さが750gです。ウエスタンアームズの中では引きしろが小さめだと言えるでしょう。
ちなみに、当サイトのフルカスタムではトリガー重さが430gぐらいになってさらに気持ち良くなりますよ!
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セーフティー
INFINITYのセーフティは1911シリーズと同じくサムセーフティーとグリップセーフティーが搭載されています。
サムセーフティーは左右のどちらでも操作できるアンビセーフティーで、指をかける部分も大型化されて操作が行いやすいようにされています。

また、グリップセーフティーも1911シリーズと同じように、握りこむことによって解除されます。

グリップ
インフィニティはハイキャパ系なので、大きいマガジンを収めるためにグリップも太いです。

このグリップフレームはファイバーを混ぜた強化樹脂でできており、表面にも細かいチェッカリングが施されているのでしっかりとグリップできるようにされています。

そして、この"SV"というロゴは硬質のステッカーですが思ったよりも耐久性が高く、10年以上前の個体でも劣化はありません。


マガジン
最後はマガジンです。

マガジンは複列弾倉だけあってすごく太いです。
太いマガジンによって、ガスの容量を大きくとれるので動作が安定しやすいという特徴があります。また、装弾数は33発とガスハンドガンの中でも最大級の装弾数を誇ります。
このマガジンによってインフィニティシリーズの迫力ある動作が担保されていると言っても過言では無いと言えるでしょう。
そして、マグバンパー部分はグリップから飛び出し、マガジンを装着した際のシルエットをさらに迫力あるものにしています。


Gunsmith_Authenのカスタムは3人に1人にリピート頂けています
外観とリコイルの迫力抜群の一挺!

今回はウエスタンアームズのINFINITY 6.0 SCW3のレビューをしてきました。
6インチとフルレングスのダストカバー、太いグリップによって外観に迫力があるだけではなく、動作面でも高い安定性や強力なリコイルを楽しめるのが特徴です。
インフィニティの外観が好きな方だけではなく、ガスガンの動作を楽しみたい方に非常におすすめです。
ちなみに、今回"SCW3"と入れているのは旧モデルである"Rタイプ"も存在するからです。

中古市場ではRタイプも混ざっているので、購入する際にはバージョンを必ず確認する必要があります。さもないと、「安かったから買ったけど、Rタイプ(旧バージョン)だった」ということになりかねません。

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