
最近のウエスタンアームズは高額になってきており、1挺40000円を超すものがほとんどになってきています。
その分ウエスタンアームズにしかない魅力がありますが、耐久性が気になる方がいるもの事実でしょう。
高い買い物で耐久性が低く、すぐに故障したらショックですよね。
そこで、今回はウエスタンアームズは壊れやすいのか?耐久性はどうなのか?について紹介します!
この記事はWA1911・INFINTIYシリーズを中心に解説しています
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ウエスタンアームズは壊れやすい?
結論から言うと、現行のscw3の発射機構は全然壊れませんが、一部のモデルのスライドが割れることがあります。
勘違いしないで欲しいのはほとんどのモデルのスライドは全然壊れません。スライドが割れるモデルにはある共通点があります。
事実、僕が使用しているGSRというガスガンは中古で購入してから余裕で2万発は射撃していますが、故障やスライドのクラックもありません。


WAの1911はRタイプ→SCW1→SCW2→SCW3と進化しており、現行のSCW3が誕生してからもう10年は余裕で経過しています。内部構造が熟成の域に到達しており、壊れやすい部分が改善されてきたからこそ、発射機構に関してはほとんど壊れないと言えるでしょう。
しかし、構造上弱い部分が発生しやすい形状をしているモデルではスライドの一部が破損したり、ヒビが入っているものも存在します。
僕が見たことがある2つの例を紹介します。
WAの故障例 その1
1つ目はSFA LBオペレーター(ドットサイトモデル)のスライドの後ろがブローバックの衝撃で割れて飛んできたことです。

破損する前の物と比較すると割れている部分が分かりやすいと思います。
とはいっても、動作は正常にしていますし、何一つ機能的な不自由はありませんが、鑑賞用で使っているとショックな出来事です。というか特に好きなモデルだけにショックでした。

このモデルが破損した理由としては、ドットサイトモデルでドットサイトを搭載するためにスライドの上部分が切削されていることが大きいと思います。

この画像の黄色の線がスライドの形状です。後ろの破損した部分が薄く、いかにも構造的に弱そうな形状をしています。
ただ、ドットサイトが搭載されているモデルは少なく、タクティカルモデルに多いノバック系サイトの場合は特に心配ないです。

WAの故障例 その2
2つ目はSVインフィニティのタクティカル5.4などのスライドに肉抜き穴が開いているモデルです。

肉抜きされたスライドがカッコイイ!ウエスタンアームズ SVインフィニティ・タクティカル5.4をレビューします!
確かにカッコイイのですが、オークションを見ていると肉抜き穴が起点となってクラックが入っている個体が出品されていました。
発売されてから1か月も経過しておらず、オークションの写真を見る限りきれいだったのでそこまで射撃していないことが読み取れます。
ただ、、、私もタクティカル5.4は3個体程手に取ってきましたが、中にはガンガン撃っても壊れない個体もあります。むしろ、基本的には壊れないと思います。
出品されていたタクティカル5.4ではスライドの整形時に不備があったのかもしれませんが、それでも肉抜き穴がクラックのリスクを引き上げたと言えます。
肉抜きされたスライドを装備しているモデルはカッコ良いので鑑賞用ならば良いと思いますが、ガンガン撃ちたいなら予備も確保しておくと安心だと思います。
以上の2つの例より、スライドの形状が構造的に弱いと壊れやすいという傾向がありますね。
まあ、壊れやすそうなモデルほどカッコ良いので、欲しいものを逃すよりも、ガンガン撃ちたい方は使う用と鑑賞用を用意しておくことをおすすめします。
基本的には壊れないが、肉抜きスライドは要注意
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摩耗はどれくらいなのか?
WAは基本的に壊れにくいですが、それとは別に沢山撃つと磨耗はしてきます。

前項で触れた2万発以上撃ったWA GSRなのですが、スライドとフレームのかみ合う部分が摩耗しており、気になるレベルまでガタついています。
下の画像の左側は左に力を加えた状態、右側の画像は右側に力を加えた際の物です。

ダストカバーとスライドの間の距離が左右で微妙に違うのが分かると思います。
このガタツキは銃を左右に振った際に"カタカタ"という音がするだけにもとどまらず、命中精度への影響が気になるレベルまで磨耗しています。

他にも、スライドストップノッチの摩耗も進行しています。
私のGSRはスライドストップノッチに削れ防止の金属プレートが差し込まれていない時代の物なので結構磨耗しています。

私は途中で自分で真鍮板を入れたのでまだ使えるレベルですが、対策しなかったらスライドストップがかからなくなっていたでしょう。

他には、性能には影響がありませんが外装の塗装が剥げてきていることです。

他にはダストカバーの内側もスライドと擦りれあって、塗装が剥げています。


このように、2万発以上撃っていると磨耗はさすがに進んできますし、性能低下している部分もあります。
しかし、動作自体には問題なくブローバックしてくれるので、内部部品自体が壊れて撃てなくなる可能性は高くないと思います。

2万発撃つとさすがに磨耗は発生する
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ガス漏れの可能性

ガスガンである以上、ガス漏れが発生する可能性もあります。
実際に私が所有するマガジンでも、複数のマガジンでガス漏れが発生しています。

新品で購入した場合は5年くらいは大丈夫ですが、5年を過ぎたくらいからパッキンが劣化してガス漏れリスクが高まってきます。
そして、10年前のマガジンだとガス漏れが発生する可能性が非常に高くなります。中古で購入した古いモデルの場合は要注意です。

まあ、10年も過ぎるとウエスタンアームズでなくてもガス漏れはすると思いますし、特に繊細な取り扱いが必要なわけでもありません。
ガス漏れリスクはあるが、特別繊細なわけでは無い
一応、予防方法やガス漏れを直す方法もあります。詳しく説明している記事がありますので、そちらをご覧ください。
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他のメーカーと比べてと遜色ない耐久性
今回はウエスタンアームズの耐久性や壊れやすさについて解説してきました。
モデルによっては壊れやすいスライドもあり、マガジンも新品で買うのであれば5年は大丈夫ですが、中古になると少しガス漏れリスクは高まる点も注意です。
しかし、全体としてはWAの耐久性は普通に使用しても問題ないレベルに耐久性があると言えます。すでに熟成された内部メカで共通化されているのは信頼性が高いです。
個人的には他の信頼性が高いメーカーと比較しても「壊れやすさについてはあまり変わらない」と考えています。耐久性で過度な不安を抱いているのであれば、そこまで気にする必要が無いと思います。

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