WA1911・INFINITYシリーズ

ウエスタンアームズのガバメント・m1911(scw3)を分解方法!136枚の圧倒的画像量で詳しく解説!【WA1911】

ウエスタンアームズ ガバメント 分解 サムネ

こんな方に向けて書いています

  • WA1911の分解方法を知りたい方

トイガンを分解清掃する場合において、壁となるのが分解方法です。

インターネットが発達した現代では簡単に情報を調べられるようになったとは言えますが、WA1911に関しては細かい部分が省略されており「なんか分かりにくいんだよな」と思ってしまうこともあると思います。

そこで、初めて分解する方でも分かりやすいように、細かい部分まで分かりやすく理解して頂けるように画像を大量に用意しました。

Gunsmith Authen
全部で135枚あります(笑)

分解する部位ごとに見出しを分けているので、一部分のみ見たい方は少し後に表示される目次(折りたたまれているので開いてください)から、見たい見出しをクリックして頂けるとそこに飛べます。

なお、被検体はWAのスネークマッチです。SCW3のWA1911シリーズの中でも非常に人気のモデルですね。

ウエスタンアームズ スネークマッチ サムネ

WA1911シリーズであればタクティカルモデル、オーソドックスモデル、コンパクトモデル問わず大部分の構造は同じです。

Gunsmith Authen
動作する仕組みや構造は同じです

ただし、細かい外観は少しずつ違ってくる部分もあり、全部を網羅することは不可能なので、モデル独自の部分は自分で解き明かして頂く必要があります。

Gunsmith Authen
大枠は同じですが、ちょこちょこ異なる部分はあると思います

また、当サイトでは追加パーツを使わずにWA1911の魅力を引き出すカスタム方法も解説していますので、分解ついでにカスタムしてみるのも面白いと思います。

WA1911 INFINITY カスタム方法 サムネサイズ
ウエスタンアームズの1911・INFINITYのカスタム方法10選!内部から外部まで詳しく解説!【WAガバメント】

ウエスタンアームズの1911(ガバメント)・INFINITYシリーズは高い質感や強烈なリコイルと言ったロマンと悪くない性能と言った実用面のバランスが魅力です。 しかし、比較的マイナー故にカスタムパーツ ...

ということで、今回はSCW3のWA1911を分解する方法について解説していきます。

Gunsmith_Authenの運営者

   

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WA1911を分解する下準備

最初に下準備をします。

最初に行うのはマガジンを取り外すことです。

ウエスタンアームズ ガバメント 分解

マガジンの外し方は簡単ですが、鑑賞用で使用されている方のためにマガジンの傷がつきにくい方法を紹介します。

ウエスタンアームズ マガジン 中古 新品

右側のマガジンが新品のマガジン、左側のマガジンは中古で購入したマガジンです。

こうしてみると左側のマガジンは塗装が太い線のように塗装が剥がれていることがわかります。

これは、マガジンを入れる際にマガジンキャッチがマガジンの側面に触れた部分の塗装が剥がれているからです。

マガジンを入れる際にマガジンキャッチを押しながら押すと、マガジンへ傷が付きにくくなります

次にマガジンを抜いたら、通常分解をするためにスライドストップを抜きます。

ウエスタンアームズ ガバメント スライドストップ

最初にスライドをひいて、スライドストップがかかる部分(ノッチ)の後ろにある凹みをスライドストップのかかる部分に合わせます。

これは、スライドストップを少し抜いたときの画像ですが、このように、スライドストップがかかる部分の奥に先が丸い部分があるので、そこを通せるように合わせます。

さあ、スライドストップを抜く前に戻って、裏側を見てみます。

ウエスタンアームズ ガバメント スライドストップピン

反対側のフレームの部分いピンがあります。

これを、先ほど紹介した切り欠きに合わせながら押します。

フレームの種類によっては固いものがあるのですが、その場合はボールペンを使用すると良いです。

スライドストップ ボールペン

使用するのはいたって普通のボールペンで、先を出さずに使います。

スライドストップ ボールペン

スライドストップピンをぐっとおします。ボールペンはプラスチックなので、本体に傷がつく可能性を大きく減らせますよ!

スライドストップが浮いたら後は指で取り外せます。

スライドストップが硬い場合は、ボールペンを押すと抜けやすいです!

スライドストップが取れたら、スライドを前進させてスライドとフレームを分離します。

ウエスタンアームズ 通常分解

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WA1911のスライドを分解する方法

スライドとフレームを分離できたので、まずはスライド側から分解していきます。

ウエスタンアームズ ガバメント スライド

スライド側でまず行うのがリコイルスプリングの取り外しです。

ウエスタンアームズ リコイルスプチングガイド 外し方

矢印の方向に向かってリコイルスプリングガイドを移動させて、外します。

ウエスタンアームズ ガバメント リコイルスプリング 外し方

リコイルスプリングガイドとともに、リコイルスプリングも外れます。

そして、リコイルスプリングプラグを外します。

ウエスタンアームズ ガバメント リコイルスプリングプラグ 外し方

矢印の方向に引き出すだけです。

リコイルスプリング当たりのパーツは全て取り出せました。

ロングタイプのリコイルスプリングガイド(棒のようなタイプ)は少し分解が異なります

次にバレルアッセンブリーを取り出しますが、そのためにはバレルブッシングを取り外す必要があります。

ウエスタンアームズ バレルブッシング 外し方

コーンバレルの場合は必要ありませんので飛ばしてください

バレルブッシングの取り外しにはバレルブッシングレンチを使います。

ウエスタンアームズ バレルブッシングレンチ

使い方はバレルブッシングレンチをブッシングにはめます。

バレルブッシングレンチ 使い方

スネークマッチはぴったりとはまりましたが、中にははまらないモデルもあるので、その場合はあきらめて手で回してください。

バレルブッシングレンチをはめたら、途中で止まるところまで反時計回りに回します。

止まったところで、ブッシングをバレルの先から抜きます。

取れました。これでバレルアッセンブリーを取り出せます。

バレルアッセンブリーの取り出し方は、バレル周りをスライドの前側から引き抜いたら外せます。

ウエスタンアームズ ガバメント バレル 外し方

中にはチャンバー部分が引っかかるものもありますが、まっすぐ力を入れて引いたら抜けます。

これでバレル一式が抜けました。

ウエスタンアームズ ガバメント スライドパーツ

これで、特別な道具なしで分解できる部分が終了できました。

ここまでは通常分解の範疇なので、ここまでの分解ぐらいは出来るようになっておくこと、普段のメンテナンスが楽になります。

次にバレルやチャンバーを分解していきます。

   

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バレル周りの分解

ウエスタンアームズ ガバメント チャンバー

まずはアウターバレルを外していきます。

ウエスタンアームズ アウターバレル 外し方

アウターバレルの外し方は、左手側にアウターバレル、右手側にチャンバーを持って、画像の矢印方向に回すと外せます。

固い場合もありますが、この方向に力を入れて外せば問題ありません。

バレルに付いている油を吹いておくと手が滑りにくくなります

少しゆるんだら、バレルをくるくる回して外します。

これで、アウターバレルが外れましたね。次にチャンバーカバーを押しているスプリングを取り外します。

ウエスタンアームズ ガバメント チャンバーカバースプリング取り方

チャンバーカバーを押しているスプリングはバレル先端の黒いカバーで固定されているので、この黒いパーツを取る必要があります。

このパーツを取るには、間が空いている部分爪を入れて、広げてから取り出す必要があります。

この作業は少し度胸が必要ですが、意外と伸縮性があるので、相当無理な力を加えない限りは大丈夫です。

ウエスタンアームズ スプリング 外し方

スプリングを縮ませながら出ないと取れないので、慣れるまでは少し難しく感じるかもしれません。

チャンバースプリングを固定してあるリングを取ったら、スプリングをバレルから抜きます。

ここまで分解出来たら次はチャンバーカバーを取り外します。

チャンバーカバーの分解には2mmのピンポンチとプラハンマーが必要です。

プラハンマーとピンポンチ

無い場合は六角レンチと普通のトンカチで代用することも可能です。

しかし、僕が六角レンチと普通のトンカチを使用していると、ピンや周囲のパーツを傷付けてしまったり、そもそもピンが抜けなかったりしたので、個人的にはピンポンチをおすすめします。

また、ガスガンを分解する際にはこの先にもピンポンチが必要になる場面があるので、様々な大きさのピンポンチがセットになっているものを購入すると作業効率が大幅に上昇します。

3000円ぐらいで購入できますし、WA1911以外にも使えるので一つあれば便利です。

ウエスタンアームズ ガスガン チャンバーカバー ピン

チャンバーカバーを取り外すためのピンはこの部分にあります。

チャンバーカバーピン 外し方

先のピンの部分いピンポンチを乗せて、ゴムハンマーでちょんちょんと少しずつ叩いて外します。

ウエスタンアームズ ガバメント チャンバーカバーピン 取り方

これで、チャンバーカバーピンが取れました。

ピンは無くさないように、ケースや袋に入れておくことをおすすめします。

ウエスタンアームズ ガバメント チャンバーカバー 取り方

ピンが取れたらチャンバーカバーを前にスライドして取ります。

ウエスタンアームズ ガバメント チャンバーカバー 取れた

これでチャンバーカバーが取れたので、チャンバーを分解していきます。

チャンバーの分解にはプラスドライバーが必要です。

プラスドライバー

ねじが細かいので、先がとがっている物でないと、ねじ穴に入りません。

ウエスタンアームズ チャンバーカバー 分解 ねじ

チャンバーカバーを外すためのねじは2カ所あります。

これをドライバーで外します。

ウエスタンアームズ チャンバー ねじ 長さ

注意点としてこの2本のねじは長さが異なります。組み立てる際に間違えないようにしましょう。

ウエスタンアームズ ガバメント チャンバー 御開帳

ねじを外したらチャンバーをパカッと開けます。

ウエスタンアームズ ガバメント チャンバー分解

バレル、水玉形に穴が開いているパーツ(切り欠きがある方が前です)、スライドストップロックするパーツ、そのスプリングを取り外します。

スプリングは飛び出しやすいので抑えながら取りましょう。

これで、バレル周りの分解は完了です。

ブリーチ・ピストンの取り外し

次はいよいよ山場のブリーチやピストンを取り外します。

ブリーチはスライドにばっちりはまっており、簡単に取れません。

ウエスタンアームズ ガバメント スライド

しかし、ドライヤーを使えば比較的簡単に取れるようになります。

ドライヤー

HW樹脂はドライヤーで加熱することで柔軟性が高くなります。

ウエスタンアームズ ガバメント ブリーチ 

ドライヤーでブリーチ周辺を取り囲むHWスライドに温風を当てて温めます。個体差はありますが外れにくい個体でもブリーチを素手で触ってやけどするぐらいまで熱したら大体外れます。

ウエスタンアームズ ガバメント  ブリーチ 外し方

ドライヤーで加熱したら、アツアツのままブリーチ付近のスライドを広げながら、ローディングノズルを上方向に動かします。

スライドが破損しないか不安になりそうですが、熱してるとHWは以外と伸びます。

Gunsmith Authen
度胸が必要です

私も今は高額なモデルも簡単に外せるようになっていますが、初めてブリーチを外す作業を行ったときは死闘でした(笑)

Gunsmith Authen
慣れたらそこまで温めなくても外せます

また、ブリーチを少し浮き上がらせているような中途半端な状態で24時間ほど放置してしまうとスライドが広がってしまうので、作業を中断する際には完全にもとに戻した状態にしておきましょう。

暗くて見えにくいかもしれませんが、ブリーチが浮き上がってきました。ここまで来たらあと少しです。

取れました!ブリーチを取れた際には達成感を感じますね!

この作業が完了したらスライド部分の分解の山場は越しました。

ウエスタンアームズ ガバメント スライド ブリーチ
Gunsmith Authen
WA1911の分解でベスト2の苦戦ポイントです。度胸が問われます。

ちなみに、リアサイトを交換したい方はブリーチで見えなかったスライドの裏にねじが2本あるので、これを取るとリアサイトが外せます。

ウエスタンアームズ ガバメント リアサイト 取り方

次はピストンブロックを分解していきます。

まずはハンマープレートを取り外します。

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマープレート

オイルの粘度で引っ付いているだけなので、引っ張れば取れます。

次の作業は手でも可能ですが、カッターなどの細い板状のものを使用すると行いやすいです。

デザインナイフ

外したブリーチの上側には、下の画像で黄色で囲まれている部分にノズルスプリングガイドという部品があります。

ウエスタンアームズ ガバメント ノズルスプリングガイド 外し方

これはオイルがべっとり付いていると、パーツとブリーチが密着して取れにくくなります。

そこで、カッターやデザインナイフの刃先をブリーチとの間に差し込んで、てこの原理を使用して軽く持ち上げます。

ウエスタンアームズ ガバメント ノズルスプリングガイド 外し方

そうすると部品が浮き上がるので、簡単にノズルスプリングガイドを取り外すことが可能です。

ウエスタンアームズ ガバメントノズルスプリングガイド 外し方

中から長細いバネが出てくるので、それも抜き取ります。

ウエスタンアームズ ガバメント ノズルスプリング 抜き取り

次はブリーチの両側面にあるノズルガイドを取り外します。

ウエスタンアームズ ガバメント ノズルガイド

ノズルガイドも先ほどと同様に、デザインナイフの先端を差し込んで起こします。

ウエスタンアームズ ガバメント ノズルガイド 外し方

片方のノズルガイドが取れました。

反対側も同じように外します。

ウエスタンアームズ ガバメント ノズルガイド 外れた

これで、ピストンを取り出せるようになりました。

ピストンはブリーチの前方から取り出せます。

ウエスタンアームズ ガバメント ピストン 外し方

これがマグナブローバックの心臓部です!

ウエスタンアームズ ガバメント ピストン

ちなみにマグナブローバックはブリーチがシリンダー側、ローディングノズル側にピストンが付いているのが特徴です。

さらにこのピストンを分解していきましょう。

ウエスタンアームズ ガバメント ピストン ピン

ピストンを分解するには2mmのピンを抜く必要があります。

プラハンマーとピンポンチ

またピンポンチとゴムハンマーの登場です。抜くピンが2mmなので、ピンポンチも2mmの物を使用します。

ウエスタンアームズ ガバメント ピストン ピン 抜けた

抜けました。いよいよピストンの中を開けていきます。

ピストンの先にパーツがはめ込まれていますので、それをデザインナイフで差し込んで浮かします。

ウエスタンアームズ ガバメント ピストン 分解

ピストンヘッドのパーツ分割はこのようになっていますが、少し出っ張っている部分に歯を入れると、取れやすいのでお勧めです!

ウエスタンアームズ ガバメント ピストンヘッド 外し方

デザインナイフの刃の先で浮かしたら、後は指で引き抜きます。

引き抜きました。この際に、ローディングノズル側に細かいパーツがたくさん入っているので、バラバラにならないように上に向けておきましょう。

Gunsmith Authen
ローディングノズルの中には細かいパーツがあるので注意!

中のものを全て出した状態です。

ウエスタンアームズ ガバメント ピストンの中

ローディングノズルの中の物の順番は忘れがちなので、忘れた場合は上の写真の順番を参考にしてみてください。

以上で、スライド側の分解が完了しました。

ウエスタンアームズ ガバメント スライド 分解

こうしてみるとスライド側の部品はたくさんありますね(笑)

結構細かいパーツが有りますので、分解する際にはパーツを無くさないようにしましょう!

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WA1911のフレームを分解する方法

次にフレーム側の分解を紹介します。

ウエスタンアームズ ガバメント フレーム

フレーム側の分解をするうえで最初に行うのがグリップの取り外しです。

グリップはグリップスクリューと呼ばれるネジで固定されています。

ウエスタンアームズ ガバメント グリップ

スネークマッチではマイナスドライバーで取り外すことが可能ですが、機種によっては六角レンチが必要になる場合があるので、ご自身の所持しているモデルを確認してください。

ただし、グリップスクリューの形状によらずに反時計に回せば外せます。

ウエスタンアームズ ガバメント グリップスクリュー 外し方

外しました。外したグリップスクリューは無くさないようにロック付の袋に入れておくと良いです。

もう1つのグリップスクリューも外して、グリップを外しました。

ウエスタンアームズ ガバメント フリップ 外した

スネークマッチの場合はグリップに重りが入っていますが、木製グリップが採用されている場合は重りはありません。

グリップを取り外す際の注意点として、上側のグリップスクリューをはめるねじ穴に真鍮の円形パーツがあるので、これも無くさないように取り外しておきましょう。

ウエスタンアームズ ガバメント グリップ 外れた

この一連の作業を反対側も行って、グリップの取り外しは完了です。

次にマガジンキャッチを外します。

マガジンキャッチを取り外す方法は非常に簡単です。

ウエスタンアームズ ガバメント マガジンキャッチ

マガジンキャッチボタンを押す方とは反対のフレームの右側をこちらに向けます。

上の写真はマイナスドライバーで回す仕様ですが、中には六角レンチで回すモデルもあるので、必要な道具は各自で判断してください。

マイナスドライバー

また、マイナスドライバーの場合は上の状態から押し込むので、溝の長さよりも小さいものを選ばないとマガジンキャッチに傷がついてしまいます。

ウエスタンアームズ ガバメント マガジンキャッチ 使い方

外し方は先ほどのドライバーまたは六角レンチを溝にはめ込んで、押し込みながら反時計回りに回します。

それから、反対に向けてマガジンキャッチボタンを押すと、後は重力で落ちていきます。

取れました。長々と説明しましたが、実際の作業は一瞬です。

Gunsmith Authen
慣れたら5秒で終わります

次にサムセーフティーを外していきます。

今回のスネークマッチは片側のみのセーフティーですが、両側付いているアンビセーフティーの場合は右側を先に取る必要があります。

WA1911 アンビセーフティー 取り方

大概は引っ張っただけで取れるものがほとんどですが、一部のタイプには変則的な物もあります。

Kimberタイプの物は右側のセーフティーとピンが引っかかっているので注意!

右側が取れたら左側と取り外せるのですが、その前にハンマーを起こしておく必要があります。

ハンマーを起こした状態で、サムセーフティーをONとOFFの間にします。この時に、サムセーフティーの出っ張り部分とプランジャーが合うような位置だとうまくいきやすいです。

ウエスタンアームズ ガバメント サムセーフティー 取り方2

そして、その位置を保ちながらサムセーフティーを引っ張ってぐらぐらさせる必要があります。

ウエスタンアームズ ガバメント サムセーフティー 外し方

ちなみに、セーフティーを外すと、プランジャーやプランジャースプリングが飛び出してくるので、フレームの後ろ側を地面に向けて作業することをおすすめします。

サムセーフティーを外すと必ず部品が飛び出します

これでサムセーフティーが外れました。それと同時にいろいろ出てきているのが分かると思います。

ウエスタンアームズ ガバメント  サムセーフティー 外れた

これがプランジャーとプランジャースプリングです。プランジャーが2つとスプリングが1つなので、足りない場合は至急部屋の中を探してください(笑)

次にメインスプリングハウジングピンを抜いていきます。

ちなみに、メインスプリングハウジングピンとはこれのことです。

ウエスタンアームズ ガバメント  メインスプリングハウジングピン

必要な道具は4mmのピンポンチとゴムハンマーです。

ゴムハンマー 3mmピンポンチ

ちなみにこの部分もピンポンチが無い方は普通のハンマーと六角レンチで代用できますが、六角レンチでやるとこのピンに傷がつきますし抜けにくいです。

ピンを抜く前に、トリガーを引いてハンマーダウンします。

ハンマーダウンしたらピンを外すのですが、このピンの面倒なことは、床にそのまま置いたらピンが抜けきれないところです。

ウエスタンアームズ ガバメント  メインスプリングハウジングピン 外し方のコツ

そこで、メインスプリングハウジングピンを外す際には、段差があるところにフレームを置いて、ピンがある部分だけを枠の外に出します。

そして、手首でフレームを固定しながらピンポンチで外していくのです。

ピンポンチや六角レンチを使用する際は、一気に外そうとせずに少しずつ様子を見ながらハンマーの力を調節する必要があります。

ウエスタンアームズ ガバメント  メインスプリングハウジングピン 取れた

ピンボケしていますが、ピンポンチが最後まで行ってピンが取れました(笑)

ピンが取れたらメインスプリングハウジングを下から引き抜きます。

ウエスタンアームズ ガバメント メインスプリングハウジング 取り方

メインスプリングハウジングを取ったら、グリップセーフティー、シアスプリングも取り外せます。

引き続きフレームの分解を行います。

次はハンマーを取り出していきます。

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマーピン

ハンマーはフレーム右側からハンマーピンを押すだけで外れます。この部分は道具なしで細いもので少し押してあげると勝手に外れます。

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマーピン 外している

フレーム左側から出てくるので、必ずフレームの右側から押します。

ピンをひっぱったらピンが取れますので、そうするとハンマーが後ろから取り外せます。

恐らくそのまま後ろに引っ張ると黒いパーツが引っ掛かっているので、少し下に動かしてからハンマーを外すのがポイントです。

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマー 取り方

この際に無理やり引っ張ると”ファイアリングピン”というWA1911シリーズの泣き所が曲がりやすく折れる可能性があります。

Gunsmith Authen
僕も経験あります

このファイアリングピンが曲がると、不発が発生して動作が不安定になります。

次はハンマーピンと同様にシアーとディスコネクタ―を止めているピンを外します。

このピンも先ほどと同様にフレームの右側から細い棒でつついたら取れます。

ウエスタンアームズ ガバメント シアーピン 場所

軽い力でとれると思います。

ウエスタンアームズ ガバメント シアーピン

このピンを取ったら、シアー、ディスコネクタ―、そのピン、トリガーが外れます。

まだ終わりではありません。

フレームを反対側に向けて何回か上下に振ってみるとパーツが出てきます。

ウエスタンアームズ ガバメント ディスコネクタ―ガイド

これは、ディスコネクタ―ガイドとバルブロックレリーズです。

このように、フレーム側はピンを3つ取り外すとほとんどの部品を取り外せます。

これでフレーム側の分解は終了、、、と思いきや最後の大物が残っています。

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インナーシャーシの分解

最後の関門がインナーシャーシの分解です。

ウエスタンアームズ ガバメント インナーシャーシ

インナーシャーシは下部フレームにはめ込まれている金属製のパーツです。

基本的には分解する必要はありませんが、カスタムする場合は取り外す必要があります。

正直言ってインナーシャーシの分解はブリーチの分解よりも難しく難易度は☆5です。

フレームを破損、傷付ける恐れがあるので、特に理由が無ければ辞めておくことをおすすめします。

Gunsmith Authen
僕もこの作業が一番緊張します

インナーシャーシはグリップスクリューを付ける穴の部分がHWのフレームにはめられています。

ウエスタンアームズ ガバメント インナーシャーシ ポイント

インナーシャーシを挟み込むようにはめられているHWフレームを浮かす必要があります。

必要な道具はマイナスドライバーが2本です。

マイナスドライバー

それも、3つの条件があります。

1つ目は平べったい部分の先端が薄くなっていることです。この理由はフレームとインナーシャーシの間にドライバーの先が入りやすくするためです。

2つ目は平べったくなっている部分の横幅が広いことです。平べったくなっている部分の横幅が狭いとその部分だけに力が集中して、フレームが破損する可能性が高まるからです。

3つ目はドライバーの強度があることです。プラスチック製のものだと余裕で折れるので使い物になりません。

この条件を満たしたマイナスドライバーを2本用意しましょう。

また、ドライヤーも必要です。

ドライヤー

ブリーチの分解の際にも使用しましたが、ドライヤーで温めるとヘビーウエイト樹脂が少し柔らかくなるので、破損防止と取れやすくする意味があります。

こちらもブリーチと同様、触ってたら火少し傷するぐらいの温度まで熱します。

熱されたと感じたらドライバーの先端をフレームとシャーシの間に突っ込みます。

この際に、突っ込む部分はグリップスクリューのねじ穴の丁度真上から差し込むようにしましょう。
Gunsmith Authen
ここからは度胸試しです

フレームがたわんで怖いかもしれませんが、意外と大丈夫です。

また、もう一本のドライバーでもう片方も突っ込みます。

ちなみに先端がシャーシの間に入らない場合は、元々ディスコネクタ―ガイドやバルブロックレリーズが入っていた部分からドライバーの先端を突っ込んでから、横に移動させます。

ここまで来たら、後はグリップスクリューのねじ部分が外れるまで広げて、シャーシを上に引っ張るだけです。

ウエスタンアームズ ガバメント シャーシ
Gunsmith Authen
達成感あります

一見簡単そうに見えますが、5分ほど時間がかかっています。

これでも慣れてきた方の時間であり、私が最初に取った時は30分かかりました。

シャーシ取れたら最後にプランジャーが入っていたパイプ状のパーツが取れます。

これは前後があるので、特に加工しない場合は付けたままにした方が良いです。

ここまで来たら後はメインスプリングハウジングやトリガーなどの小物の完全分解です。

メインスプリングハウジングの分解

メインスプリングハウジングをさらに分解していきます。

メインスプリングハウジングの裏側はこのようになっています。

ウエスタンアームズ ガバメント メインスプリング ハウジング 後ろ側

このシルバーの部品はハウジングの下の方にあるぽっちに先が細い棒をひっかけて、てこの原理で部品を起こします。

ウエスタンアームズ ガバメント メインスプリングハウジング 分解
Gunsmith Authen
私はピンポンチを使用しています

注意点として、小さい部品が飛び出すので、部品の行方に目を光らせておきましょう。

ウエスタンアームズ ガバメント ハウジング 分解後

これでハウジングの分解が完了しました。

ハンマーの分解

次はハンマーの完全分解です。

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマー

ハンマーは最初に変な形をしている黒い部品(ファイアリングプレート)を外します。

この部分を外すには1.5mmのピンポンチが必要です。

細い六角レンチでもできなくはないですが、ファイアリングプレートを固定しているピンが傷みやすいので、ピンポンチを買いましょう。

ウエスタンアームズ ガバメント ファイアリングピン 外し方

ピン部分に突っ込んでゴムハンマーでコンコンしましょう、、、と言いたいですが、僕はピンポンチを押し込んだだけで取れました。

ウエスタンアームズ ガバメント ファイアリングピン 取れた

これで、ファイアリングプレートが取れるのですが、同時に小さい玉とバネガ飛び出してくる可能性もあります。

最初は飛び出すタイミングなどが予想できないと思いますので、袋の中で分解するとパーツの紛失を防止できます。

ウエスタンアームズ ガバメント ファイアリングプレート 分解

ファイアリングプレートが分解できたら、次はハンマーに付いている黒く長い棒であるハンマーストラットを外していきます。

ファイアリングピンと違ってハンマーストラットを固定しているピンは固い傾向があります。

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマーストラット 外し方 コツ
僕のおススメの外し方は、ピンポンチを下にして、ハンマーを上にします。

個人的におすすめの外し方としてピンポンチを下、ハンマーを上にした状態でハンマーの根元あたりをゴムハンマーでたたく方法です。

これで、ピンが外れてハンマーストラットが取れると思います。

フローリングを傷つけたくない場合は雑誌などを下に敷きましょう

ハンマーストラットは取れましたが、ピンは少し残っている状況です。

このように、中途半端な位置で止まったピンを抜く際にはペンチを使うと意外と簡単に取れますよ!

注意点としては、力を入れすぎるとピンがつぶれるので、ピンが抜ける最低限の力を加えることをおすすめします。

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマーストラット 取れた

ピンが取れました。

これで、ハンマーの完全分解が終了です!

ウエスタンアームズ ガバメント ハンマー 完全分解

トリガーの分解

最後にトリガーの分解です。

とはいってもトリガーはピンを1つ抜くだけなので簡単です。

ウエスタンアームズ ガバメント トリガー ピンポンチ

必要な道具は1.5mmのピンポンチとゴムハンマーだけです。

ズ ガバメント トリガー 分解方法1

ピンに対してピンポンチを垂直に置いて、ゴムハンマーでたたきこみます。

しかし、1つ問題があります。それは、トリガーバーとトリガーの高さの違いで作業がしにくいのです。

ズ ガバメント トリガー 分解 コツ

そこで、トリガーとトリガーバーの高さが同じになるように、トリガーの下に物を挟み込みます。僕はピンポンチを置きました。

おすすめは雑誌などを挟むと良いでしょう。

ズ ガバメント トリガー ピン 取れた

この方法で、トリガーとトリガーバーを固定しているピンが外れました。あとはトリガーとトリガーバーを外すだけです。

ズ ガバメント トリガー 外し方

この際にトリガーを持つ手を固定して、反対側のトリガーバーを持つ手を下に動かせば簡単に取れます。

こんな感じに取れます。

ズ ガバメント トリガ 分解

ということで、最後の部品であるトリガーの分解が完了しました!

ウエスタンアームズ ガバメント フレーム パーツ

これがシャーシ側のパーツたちです。

Gunsmith Authen
お疲れ様です

   

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分解すると組み立ても必要

今回はWA1911シリーズの分解方法について解説してきました。

通常分解より先の分解は道具が必要ですが、道具さえあれば主要な部分は分解可能です。

中古で購入したWA1911などは長期間メンテナンスされていない可能性が高いので、自分で出来るようになると調子が良い動作を楽しむことができます。

Gunsmith Authen
ガスガンはメンテが大事です!

そして、分解した後には組み立てする必要があります。

ウエスタンアームズ 組み立て サムネ
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また、分解するのであればついでにWA1911の魅力を引き出すためのカスタムを同時に行うのもオススメです。

カスタム方法を解説している記事があるので、是非とも自分でカスタムしてみるのはいかがでしょうか?

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当サイトではWA1911・INFINITYシリーズのフルカスタムを行っています。

ウエスタンアームズの魅力であるリコイルがさらに強くなり、トリガー軽量化や命中精度向上の効果があります。

実際、3人に1人にリピートして頂けていますし、さらに3回以上リピートして頂いたお客様もいらっしゃいますので、効果は十分に感じて頂けると思います。

もし、あなたがWA1911・INFINITYシリーズを最初に撃った時に「リコイルが凄い!」と感動した方は、あの時の感動をもう一度体験できるので是非ともご覧ください。

-WA1911・INFINITYシリーズ