※あくまで俺流なので、他にも「ここを磨いたらいいんじゃない?」と思ったら各自で磨いてください。
ウエスタンアームズをカスタムしようと思ってもパーツが無いので、何をすれば良いのか分からないでしょう。
無いものを求めても仕方ないので、ウエスタンアームズの場合は 素体の性能を引き出すための調整行います。
どっちかというと、カスタムというより、チューニングと言った方が近いかもしれません。
今回はウエスタンアームズのガスガンをカスタム(チューニング)する第一歩として、可動部を鏡面研磨して、動きを滑らかにするところから始めましょう!
あ、最初に分解が必要なので、この記事を参考にして分解をしてくださいね!
ウエスタンアームズのガバメント・m1911(scw3)を分解します!もうこのサイトしか見なくても良いというレベルで詳しく解説!
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準備物
分解に必要な道具意外を紹介します。
まあ、やすりなんですけどね。
僕が行っているやすり掛けの番手は基本的には以下のように行っております。
- 400番
- 600番
- 800番
- 1000番
- 1200番
- 2000番
- やすりスティック finish (鏡面仕上げ)
以上が僕が1つの面に対して行っている作業です。
7つの行程もあるんですね、、、そら時間がかかりますわ。
使用しかけのやすりを使っているので、汚いです。
紙やすりでない長細いのもはWAVEのやすりスティックです。手が届かない部分も磨けるので便利です。
こちらも使用しているもののため、汚いです。
左側の緑の物がWAVEのやすりスティックのフィニッシュです。
やすりのように擦るだけで簡単に鏡面仕上げができるので、本当に重宝しています!
そして、右側の物はプラモをつくっている方なら知っているかもしれませんが、ゴッドハンドのスポンジやすりです。
ゴッドハンドはニッパーが有名ですが、このようなプラモデルに関する商品も作っています。
このスポンジやすりはチャンバーや曲面パーツを磨くのに使用しています。
結構の番手のやすりを使用しているので、自分の物を行うぐらいなら、1000番ぐらいまでで良いと思います。
ポイント
すべたのパーツを通してのポイントとして、「削りすぎない」というものがあります。
中には塗装されているパーツやヒケがひどいパーツがあります。
しかし、完全に真っ平になるまで削ると、クリアランスが大きくなってパーツが暴れるので、塗膜が少し残っていてもある程度の研磨で終えることが重要です。
2つ目は指先がボロボロになり、金属の粉がなかなか取れないので人に合う用事がある場合はやめておいた方が良いです。
これはまだ序の口で、作業が終わるころには、異星人の手みたいになっています(笑)
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フレーム部分
最初にフレーム部分に付いている研磨が必要なパーツから紹介します。
この写真に写っている部品がフレーム側で研磨する部品です。
- フレーム
- インナーフレーム
- ハンマー
- ハンマーストラット
- ファイアリングピン
- トリガー
- トリガーバー
- シアー
- ディスコネクタ―
- ディスコネクタ―ガイド
- バルブロックレリーズ
以上です。
フレーム部分は後でインナーシャーシを抜き取ります。
フレーム側のパーツだけで12つのパーツを研磨する必要があります。
最初に小さいパーツから磨いていきます。
小さいパーツと言っても形状が複雑なパーツは磨く部分が増えるので正直面倒です(笑)
トリガー
トリガーといってもトリガーバーです。
この輝き具合を覚えておいてください。
トリガーバーは一枚の鉄板を打ち抜いて作られているので、内側を触ってみると結構角が立っています。そのため、角のバリをなくして、手で触っても滑らかに感じるようにするのが目標です。
外側表面はやすりに押し付けるようにしてやすります。
また、トリガーバーとシアー・ディスコネクタ―が接する部分も磨きます。
このような場合に、やすりスティックが便利です。
トリガーバーの上下に少し盛り上がっている部分がありますが、その部分が特に角が立っているので、その部分を重点的に研磨します。
研磨が完了しました。
最初と比べると、光が反射して輝いていますね
大分変わりましたね。
次はトリガー本体を磨いていきます。
トリガーは下側を磨いていきます。
上側も磨いたら良いのですが、磨きすぎたらトリガーがガタガタするからです。
トリガーの研磨が完了しました。
一部塗料が残っていますが、完全に塗料が無くなるまで削ったら、トリガーが上下に動くようになりますので、あえてここで止めております。
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シアー周辺
次は鏡面研磨の効果が出やすい、シアー周辺の作業に取り掛かります。
シアー周辺は形状が複雑なので、どの部分を研磨したらよいのでしょうか?_
それは、他のパーツと触れ合っており、摩擦が生じる部分全てです^^
シアー部分の研磨が最も大変です。
手始めにディスコネクタ―ガイドの研磨です。
まばゆいばかりの光を反射しております。
これは表面だけではなく、裏面のすべての面を研磨しております。
この部品だけで30分以上かかっていると思います。
こちらはバルブロックレリーズです。
複雑な形状をしているゆえに、摩擦が大きい部品です。
形状は複雑ですが、この部品もすべての面を研磨します。
これはディスコネクタ―ガイドです。
ディスコネクタ―は一部磨いていない部分があります。
もちろん全部磨けるなら磨いても良いですが、手間が出来るだけ減らしたいので黄色で囲んである部分は磨かなくても良いです。
次はシアーです。
シアーも複雑ない形状をしているので、全ての部分を磨くのは難しいです。
この画像で示した部分が主に触れ合うところなので、ここを中心に磨くと良いでしょう。
また、シアーとハンマーが引っかかる部分は削りすぎたらハンマーが引っかからない可能性があるので、ほどほどにしておきましょう。
以上で、シアー周辺の研磨は終了です。
文面だとあっさりしていますが、ここまでで3時間ぐらいかかっています(笑)
ハンマー周辺
ハンマー周辺で研磨するパーツです。
というか、ピンやばね以外のほとんどすべてですよね。
まずはファイアリングプレートから行きます。
ファイアリングプレートは両面と側面の一部を磨きます。
黄色い線で描いた部分はインナーシャーシと接するので、磨いておきましょう。
しかし最初に注意したように、磨きすぎないことです。
塗装を全て落としたくなるのは分りますが、そうするとクリアランスが増加し、ほどほどで止める必要があります。
ということで、ファイアリングプレートは研磨完了です。
次はハンマーストラットです。
ハンマーストラットは他のパーツと接する面はハンマーとつなげるためのピン周辺ぐらいですが、バリがひどく研磨するというよりバリを取る意味合いがあります。
そのため、バリがある角が丸まったら、そこそこ磨いて終了です。
少し塗装が残っていますが、パーツと接さないので大丈夫です。
最後にハンマー自体を研磨します。
ハンマーにはフレームと接する面以外が細くなっていて、段が付いているタイプと、段が付いていないモデルがあります。
このハンマーは段が付いていないタイプのハンマーです。
ちなみに、段が付いているハンマーはこれです。
ハンマーの根元あたりに段が付いてるのが分かりますか?
この段がある場合は、そのままやすりに掛けるだけなのですが、段が無いタイプだと、横側の仕上げがもろもろ取れてしまいます。
そのため、段が付いていないタイプは横が削れないように、守ってあげる必要があります。
組み込んだ場合に、見える部分をセロハンテープで守りました。
まあ、セロハンテープぐらいでは、そのまま削れるとおもうので、下の部分だけを磨きます。
上半分はやすりの範囲外になるようにやすりを使用すると良いことです。
これで、ハンマーの研磨も完了しました。
もちろん削った部分が見えないかを確認しましたが、ちゃんと大丈夫でした。
インナーシャーシ・フレーム
フレーム側の最後の大物であるインナーシャーシとフレームです。
これらは外しておく必要があります。
外し方は最初のほうにリンクを貼った記事に乗っているので、そちらをご覧ください。
スライドとフレームがかみ合う部分を研磨して、ブローバック時の抵抗を少なくします。
効果が高いので、もし可能ならばぜひ試してみて下さい!
最初は横の部分を磨きます。
塗料が一部分だけ磨かれていると、偏って削っていることを意味するので、力を上手く調節して均一に毛づるように心がけましょう。
この部分は正直慣れの部分だと思います。
横側が研磨出来たら、次はレールの下側です。
この部分のおススメの研磨する方法は、ある程度の厚さがある金属板などの固いものに、やすりを張り付けることです。
角に貼り付けることにより、噛みあい部分の下だけでなく、少し下がっている横側も同時に研磨できます。
このように、研磨します。
これで、ここまで研磨出来ました。
次は上部分と行きたいところですが、スライドとかみ合う部分はフレームにもあるので、フレームに組み込んでから同時に研磨します。
上部分の塗料が無いのは、少し研磨してから写真を撮ったからです。忘れてました。すんません。
フレームを反対にして、削っていきます。
フレームの研磨が完了です。
これで、フレーム側の部品を全て研磨できたので、次はスライド側の研磨です。
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スライド側
正直、スライド側はフレーム側と比べて研磨するパーツが少ないので、少し楽です。
研磨するパーツはブリーチ、バレルリンク、チャンバー、場合によってアウターバレルです。
ブリーチ
ブリーチはピストンが収まっている部分で、取り外しの難易度が高いのですが、研磨する面積が大きいのでこちらも効果が高いです。
ブリーチの研磨する部分は底面です。
はい。おわりです。
パーツはデカいですが、底面だけなので研磨自体はすぐに終わります。
バレルリンク
なんの部品かわかりますか?
これだけ見てどこの部品かわかる方は、メンテナンスを結構行われている方だと思います。
正解は、チャンバーの中にある部品です。
そのため、チャンバーを分解したことが無い方はみる機会が無いでしょう。
これを両面研磨します。
輝きが明らかに変わっていることが分かると思います。
チャンバー
最後はチャンバーです。
チャンバーのbb弾が滑りあがる部分と、チャンバーカバーと接する部分を研磨します。
必要なものはスポンジやすりです。
これを、使用してチャンバーを研磨していきます。
これが完成したら、こうなります。
実はこの部分って研磨しても、陰になってしまうのであまりきれいに見えないんですよね(笑)
頑張った部分ですが、少し残念ですね、、、
次はチャンバーの外側です。
チャンバーカバーと接する部分です。
少し塗料が残っていますが、削りすぎてもアウターバレルとのクリアランスが大きくなるので、ほどほどにしています。
また、状況によったらチャンバーカバーも研磨しております。
具体的には色が付いていない金属製の物は研磨しています。
最近の物だとプラスチック製は少ないですが、昔の物だとプラスチックにメッキされたものもありました。
プラスチックにメッキされたものを研磨すると、その部分からメッキが剥がれてくるからです。
今回はチャンバーカバーの研磨はしませんが、もしする場合に磨く部分を紹介します。
黄色で囲んだ部分と矢印の先の面が研磨する部分です。
以上で、研磨する部品は終了です!
多分これを全部やろうとすると、たくさんの時間と手間が必要です。
ですが、やったらやっただけの価値はあります。
では研磨が終わったら次の改造に移りましょう!
ウエスタンアームズ・ガバメントシリーズのガスガンをシム調整して、トリガーフィーリングを良くしよう!作業方法を紹介します!
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ウエスタンアームズの魅力であるリコイルがさらに強くなり、トリガー軽量化や命中精度向上の効果があります。
実際、3人に1人にリピートして頂けていますし、さらに3回以上リピートして頂いたお客様もいらっしゃいますので、効果は十分に感じて頂けると思います。
もし、あなたがWA1911・INFINITYシリーズを最初に撃った時に「リコイルが凄い!」と感動した方は、あの時の感動をもう一度体験できるので是非ともご覧ください。