シム調整。それは電動ガンで良く行われるチューニング手法です。
しかし、ガスガンではあまり行われない調整方法です。
そんなシム調整ですが、僕は内部パーツを研磨した後に行っています。
研磨を行うということは、その分だけ部品が小さくなっているので、削った分だけのシムを挿入してあげると、内部パーツの動きを制限できるので、トリガーのダイレクト感があがります。
今回はウエスタンアームズのガバメントシリーズをシム調整する方法を解説します!
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シム調整とは?
最初にシム調整とは何かを簡単に解説します。
電動ガンの調整手法としてよく使われ、メカボックス内にあるギアの動く量を制限して、モーターの動力を効率よく伝達することを目的として行います。
メリットは以下のようなものがあります。
- 動作音が小さくなる
- バッテリーの持ちがよくなる
- サイクルが早くなる
- 初速が安定する
このようなメリットがあるので、電動ガンをお持ちの方は是非とも行っていただきたい調整です。
ちなみに、ガスハンドガンに行ってもトリガーフィーリング以外の体感できるほどの効果はないと思います。
理由は電動ガンのシム調整をする部分がたくさんあるのに対して、シムを挿入する部分が1カ所だからです。
ちなみに、トリガフィーリングのダイレクト感が上がるのは、部品の力が逃げにくくなるからです。
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ウエスタンアームズのガバメントをシム調整する方法!
では、シム調整の方法を紹介します。
シム調整を行うにはここまで分解してください。
分解方法はこの記事でかなり詳しく紹介してあるので、ここを参考にしてください。
▼WA1911を分解する方法▼
ウエスタンアームズのガバメント・m1911(scw3)を分解します!もうこのサイトしか見なくても良いというレベルで詳しく解説!
準備物
準備物は分解に必要になる道具は抜くと、この2つが必要です。
- 先が細いピンセット
- 内径3mm厚さ0.3mmのシム
以上です。
僕が使用しているシムはタミヤの内径3mmのシムセットです。
このシムセットはラジコン用で、厚さが0.3mm、0.2mm、0.1mmが10枚ずつ入っています。
しかし、今まで0.3mmの物しか使ったことは無いです。
ちなみに、今までに内径3mmで0.5mmのワッシャーを試したことがありますが、かなりぎちぎちで動きの抵抗になっていたので、0.3mmぐらいがちょうど良いです。
次にピンセットです。
ピンセットはなくてはならないと言っても過言ではないです。
内部パーツをくみ上げる際にもあった方が効率が良いですし、シムを差し込む際には絶対に必要です。
高いものでもないので、購入してはどうでしょうか?
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シム調整の方法
最初にシムを挿入する部分はこのシアーやディスコネクタ―がある部分です。
このピンで止まっている部分を取り外すとこうなります。
せっかくなので、それぞれの部品の名前を知っておきましょう。
最も知っておいて欲しいのはシアーです。
シアーはハンマーに引っ掛かっており、トリガーが引かれるとその力が伝わってハンマーが落ちます。
シムの場所は矢印の先に入れます。
実際にはこのような並びです。
バルブロックレリーズ・インナーシャーシ・シム・シアー
この並びです。
説明はこんな感じで、実際に手順を解説します。
とはいえ、最初は普通に組み立てます。
最初にインナーシャーシの上からバルブロックレリーズと、ディスコネクタ―ガイドを入れておきます。
2つの部品を入れたら、フレームの右側を下に置きます。
次にディスコネクタ―ガイドを入れます。
ディスコネクタ―に付いているピンをディスコネクタ―ガイドの穴に入れます。
これがピンです。
少し見えにくいですが、ディスコネクタ―のピンをディスコネクタ―ガイドの穴に入れます。
次にシアーを入れます。
シアーはこの画像の向きで入れ込みます。
シアーはピンセットを使用しないと入れにくいのですが、ある部分を持つことで、入れやすくなります。
シアーの上側をつかみましょう。
シアーを入れました。
ピンを入れるために穴を合わせる必要がありますが、この時点では穴を合わせる必要はありません。
次の手順で穴を合わせます。
ピンボケしていますが、穴の中に見える銀色の物はシアーなので、このままではピンは入れられませんね。
穴を合わせる方法はピンを入れる穴にピンセットや細いドライバーなどの細いものを突っ込みます。
ぶすりと行きます。
これでピンを入れられるようになります。
これで、シアー周辺の組み立ては完了です。
一旦組め立てましたが、ここからシムを入れていきます。
フレームの右側を下側にしたままにしておきます。
ピンがある部分を机から少し出しておき、下からピンセットでピンを抜きます。
この時にシアーやディスコネクタ―が崩れないように慎重にピンを抜くのがポイントです。
ピンが抜けました。
ここからシムを入れます。
シムを入れる場所は矢印の場所で、シアーの上側にシムを滑り込ませます。
慣れたら簡単ですが、最初は内部パーツを崩さずにシムを入れるのは難しいです。
諦めずにトライしましょう!
もし、シムを滑り込ませることに成功したら、もともとピンが刺さっていた穴からピンセットを突っ込み、穴の位置を調整します。
こんな感じで調整するので、もしピンセットが直線でない場合は細いドライバーを使用しても良いでしょう。
穴の位置を調整したら、ピンを挿入して完了です!
後は組み立ててトリガーフィーリングの変化を試しても良いし、この後にトリガーチューニングを行う場合はここままでも構わないです。
ちなみに、トリガーチューニングはトリガーを何度もトリガーを取り外したり組み立てたりする必要があるので、このシムの挿入を何度も繰り返す必要があります^^
以上で説明は終わりです!
次はトリガーのキレを良くするために、ハンマーのチューニングを行います。
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ウエスタンアームズの魅力であるリコイルがさらに強くなり、トリガー軽量化や命中精度向上の効果があります。
実際、3人に1人にリピートして頂けていますし、さらに3回以上リピートして頂いたお客様もいらっしゃいますので、効果は十分に感じて頂けると思います。
もし、あなたがWA1911・INFINITYシリーズを最初に撃った時に「リコイルが凄い!」と感動した方は、あの時の感動をもう一度体験できるので是非ともご覧ください。